腐男子のゲームは熱いうちに打て。

ネットの外れで腐男子がBLゲームや漫画の感想などを書いているブログです。

【感想】スロウ・ダメージ

ブログ書くの久々です。間が空いてしまいました。

今回は、Nitroplus+CHiRALの最新作「スロウ・ダメージ」について。

発売とほぼ同時にDL購入してプレイした感想です。

だいぶ前なので、内容に齟齬があったら申し訳ないす。

 

R-18ゲームなので以下注意です。

 

<全体評価>

世界観 ★★★★★
声優  ★★★★☆
原画  ★★★★☆
演出  ★★★☆☆
グロ  ★★★☆☆
痛さ  ★★★★★
愛情  ★★☆☆☆
エロ  ★★★☆☆
難易度 ★★★★★


■世界観
現実の延長線上にあるためまあまあリアル。五輪失敗とかね。
ただ、裾野が広がっているBLの中でも一般受けはしないであろう設定と内容。
そもそもライトオタクはPCのBLゲーをプレイしないとは思うが・・・。
これを製品として世に出すニトロプラスキラルの気概に感謝。そして表現の自由に乾杯。英米圏でも翻訳発売されるようだけど、これウケるのか?日本より寛容度が低そうだけど。
あと本作は「エロい」というより「(痛覚的な意味で)痛々しい」("イタさ"に非ず)という表現が適切なゲーム。
作り込みはかなりのもので、フルプライス出して買うに値するゲーム。

 

■声優
フルボイスではないが、要所要所でボイスがついている。
特に違和感もなくという感想以外はないが、違和感がないということがプロの証明とも言えるかもしれない。
あまりこだわりがないので、この程度。

 

■原画
背景、キャラクターともに書き込みが美しい。
個人的な好みだが、僕は没入感(ノイズのなさ)が高い作品が好みなので、
日本人にしては等身が高すぎる(小ぎれいすぎる)のが現実感を失わせるかなと思う。まあ、商業作品なので仕方がない。

 

■演出
特に気にならない。昔の紙芝居系ゲームからするとかなりの進歩を感じるが、
競合作品が減っている中でどの作品も工夫を凝らしているので特に秀でたものは感じない。
ふた昔前のミドルエンドグラボ(1060GTX)を装着した、第2世代Ryzen環境の話だが、
ゲームプレイ全体は特に重さは感じない。女性はそこまでスペックが高くないPCを保有している率が高そうだが、どうだろうか。
ただ、ゲームスタート画面が凝りすぎてて毎回どこにどの機能があったか迷うのでここだけ何とかならなかったのか。
発売当初はTwitterでもスペックを気にしている人が多いように見えた印象。
あと、後述するが砂時計のゲームデザインがくどい。

 

■グロ
グロさはまあまああるものの、殴打と出血がメインで臓物系はほぼなし。(うろ覚え)
結構過激な演出が多い作品がが多い昨今だが、本作はそうでもない。
ただ、文章が長く作品に没頭すると結構きついかも。

 

■痛さ
痛覚的な意味での痛さの話。殴打と傷、出血が多く結構きつい。
ダメな人はマジでダメだと思う。
趣味ではないんだけど特に抵抗はなかった。相当振り切っているとは思う。

 

■エロさ
あんまりエロくない。おまけで入れましたよりはマシな程度かとは思うが。。
外人系が巨根なのはまあ、わかるけどもっと色々なシチュやスチル入れてほしかった。
抜けるか抜けないかでいうと抜けない。(筆者は男です)

 

■難易度
問題あり。作品の途中で、選択肢を選ぶことで狂気度?だっけ?が上がったり下がったりするが、

これが無駄に冗長で、かつ難しすぎてダルい。しかも想定通りのルートに入ったかどうかが一発で確認できないので、
いちいち早送りや戻すを繰り返さないといけない。
初見でのクリアはまず無理。攻略サイトを見る必要がある(俺も見た)
あと全体を俯瞰できるルートフローチャートみたいなものも存在しないので、それもダメ。
時間を無駄に使わせるゲームデザインは古く、改善が必要。


とまあここまで色々雑多に書きましたが、全体的にはとても良作と言える内容でした。(でももうちょっとエロいと嬉しかった)
PCゲームは全体的にプレイ人口が減っていて新規商業作品も2000~2010年代から比べると激減しています。
そんな環境で(知名度があるといえども)新規でBL作品を出してくれたニトロプラス(キラル)に拍手。